現金化と資産隠し

会社の経営が厳しいときには、支払いをやりくりするために会社の資産で売れるものを売ろうとしますよね。

これは社長として当たり前の判断なんですが、万が一、その後、力尽きて破産することになった場合、当時のこの判断が正しかったのかを問われるケースがあります。

たとえば、ローンの終わった不動産や車両を売りました。と。

資金繰りに困っている状況ですから、査定を何カ所も取る時間的余裕もないでしょうし、そもそも足元みられて、安く買いたたかれてしまうことなんて、簡単に想像できます。

その時は、それで仕方ないと思いますし、100人が100人ともほぼ同じことをするでしょう。

しかし、破産申し立てをするときは、なんと2年もさかのぼって、当時の会社の取引を精査されます。

安く買いたたかれた車の処分価格をみて、破産管財人から、これは相手は知り合いでは?、友人に売買を偽装させたのでは?とか、言われるわけです。

そもそも破産するつもりもないし、絶対に破産したくないからこそ、頑張った当時の自分を全否定されてしまいます。社長さんは、いつもかわいそうですね。

経営に失敗したんだから、当然だ。という、常に自分は失敗しないかのような正義マンからの有難い正論は拝聴しますが、現実はそう簡単ではありません。

ではどうすればいいかというと、やっぱり冷静な見極めなんです。

とにかく生き延びる。と視野を狭くしてしまうまえに、何が一番最善か、よく検証・検討することです。

だめなら破産。とかっこよく腹を据えたつもりでやっても、あとで管財人からガン詰めされるのは、あなたが思っている以上につらいですよ。

ご相談ください。