破産したほうがいい?

コロナ融資などの銀行融資や借入金の返済が難しくなってくると、頭にうかぶのは「破産」の二文字。

しかし、破産のこと、ちゃんと理解している社長さんはほぼいないのではないでしょうか。

裁判所に申し立てることによって、破産宣告(破産手続開始決定)を受けます。

もう人生終わった。。みたいなイメージがありますが、破産宣告を受けたとて、刑務所にいかないといけない訳ではないですし、二度と社長ができなくなる訳ではありません。

                                          

破産宣告は、あくまであなた、またはあなたの会社は、債務超過、すなわち資産より負債の方が多くて、全額支払うことが不可能(と思われる)という状態ですね。と裁判所が判断して、手続きとして国(破産管財人)が関与しますよ。という命令になります。

                                             

そして、残っていた資産を全部整理して、それでも負債が残れば(普通は、負債の方が多いので、負債がたっぷり残ります)、免責決定という命令が再び出て、残りの負債の支払いは免除される。という流れになるのが普通です。

                                             

この手続き、誰目線か分かりますか?

そうです、返すべき負債をもっている債権者のための手続きなんです。

なので、徹頭徹尾、裁判所も破産管財人も債権者の側にたって、手続きを進めていきます。これが悪いというつもりはないのですが、大事なことは、あなたの今の生活や次のリスタートを考えることはしてくれない。ということです。

                                              

反社的な債権者がいて、違法な取り立てをしているなど、債権者から身を守る必要があるときは、あえて破産申し立てをして、破産管財人にコントロールしてもらうというメリットがありますが、そんな債権者は特にいない。というとき。

破産するメリットは一体、なんなのかはよくよく考えた方がいい。

あなたの側にたって、いうべきことはちゃんと言う人を付けたほうがいいです。

                                               

ちなみに、ご存じない方がとても多いですが、破産を申し立てるにも相当のお金がかかります。

債権者のために、破産するあなたが数十万から数百万のお金を前もって用意しないと、裁判所は受け付けてくれません。

手続き的には当たり前で、それをどうこう言うつもりはありませんが、いざ自分が・・となったとき、この選択肢を取る意味をよく考えるべき値段だとは思います。